
「寝不足肌」を救う!夜の集中スキンケア
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鏡を見て「なんだか肌がくすんでる…」「化粧ノリが悪い…」と感じることはありませんか?それは、もしかしたら「寝不足肌」かもしれません。
実は、美肌を育むためには、日々のスキンケアと同じくらい「睡眠の質」が重要です。今回は、美肌のための睡眠とスキンケアのゴールデンタイムについてご紹介します。
なぜ「寝不足」だと肌は荒れる?
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進し、日中に受けたダメージを修復する重要な役割を担っています。
しかし、寝不足が続くと成長ホルモンの分泌が不十分になり、肌の修復が追いつかなくなります。その結果、肌のバリア機能が低下し、乾燥やニキビ、くすみなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
また、睡眠不足は自律神経の乱れにもつながり、血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、顔色が悪く見えたり、クマができやすくなったりします。
睡眠とスキンケアのゴールデンタイム
美肌は夜に作られます。特に意識したいのが、寝る前のスキンケアと睡眠の「ゴールデンタイム」です。
1. 入浴後の「15分以内」にスキンケア
お風呂から上がった直後の肌は、水分が蒸発しやすく、とてもデリケートな状態です。このタイミングを逃さずにスキンケアをすることで、化粧水や美容液の美容成分が角層まで浸透しやすくなります。湯船にゆっくり浸かって肌を温めた後は、15分以内を目安に、保湿を丁寧に行いましょう。
2. 「22時から深夜0時」に眠りにつく
昔から「お肌のゴールデンタイムは22時から深夜0時」と言われてきました。この時間帯に成長ホルモンの分泌が活発になるという研究結果も多くあります。また、私たちの体は、深い眠りに入ってから成長ホルモンが最も多く分泌されることが分かっています。質の高い睡眠を確保するためにも、日付が変わる前にはベッドに入るのが理想的です。
「寝不足肌」を救う!夜の集中スキンケア
寝不足で肌がゆらぎがちな時こそ、毎日のスキンケアに少し工夫を加えてみましょう。
1. 【くすみが気になる】→ ビタミンC誘導体配合のアイテムを
睡眠不足で血行が悪くなると、肌がどんよりとくすんで見えがちです。そんな時は、ビタミンC誘導体が配合された化粧水や美容液を取り入れましょう。ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑制し、肌に透明感を与えてくれます。また、抗酸化作用もあるため、活性酸素による肌へのダメージを防ぐ効果も期待できます。
2. 【乾燥が気になる】→ セラミドでバリア機能を補給
睡眠不足は肌のバリア機能を低下させ、乾燥を悪化させます。乾燥が気になる時は、セラミドやヒアルロン酸といった高保湿成分を配合したアイテムを重ね付けしましょう。特にセラミドは、肌の角質層に元々存在する成分で、肌の潤いを保つ重要な役割を担っています。セラミドを補うことで、肌のバリア機能を高め、乾燥しにくい肌へと導いてくれます。
3. 【ニキビ・肌荒れが気になる】→ CICA(シカ)成分で鎮静
睡眠不足によるストレスやホルモンバランスの乱れは、ニキビや肌荒れの原因になります。炎症を鎮めたい時は、CICA(シカ)成分が配合されたクリームや美容液を試してみましょう。CICAは、ツボクサ由来の成分で、肌の鎮静効果や抗炎症作用があることで知られています。デリケートになった肌を優しくケアし、健やかな状態へと導きます。
まとめ:美肌は「睡眠」から
「寝不足肌」を改善するためには、高価な化粧品に頼るのではなく、まずは睡眠の質を見直すことが最も大切です。
・入浴後15分以内に保湿ケアを徹底する。
・日付が変わる前にはベッドに入るように心がける。
・寝る前のスマホをやめて、質の良い睡眠を確保する。
・肌の悩みに合わせて、ビタミンC誘導体、セラミド、CICAなどの成分を味方につける。
これらの簡単な習慣を今夜から試して、内側から輝く美肌を目指しましょう。